ベンチャーの増加が子育て支援の要

現在はインターネットの普及により、自宅にいながらでもできる仕事が数多くある。
会社の事務や経理などの仕事もその大半がわざわざ会社に通わなくてもメールなどのやりとりで事務をこなすことができ、また各種の設計やスケジュール管理なども、全てネットで行うは可能だ。

アベノミクスの経済政策は、女性の働く職場の推進を目玉としている。
一般に子育てママにとってこの分野のフリーランスの待遇が確保されれば現在の保育施設の不足の問題も解決でき、女性が安心して子育てを行える環境が整えば最終的に少子化問題の歯止めにもつながるだろう。

日本の学生はレベルが下がっているとよく言われるが、現在の大学進学率は向上し、少なくとも世界の上位にいることは間違いない。
今の学生は最終的な就職が厳しい状況にあるため、いくら知識を学んでもそれを活かせる職場が少なく、学生の学習意欲が低下していると言われている。
これからの産業の主力は、二次産業における工業製品の製造ではなく、ITによるネットビジネスや各種のソフト開発が中心となる。
これらの仕事の多くは、大資本による企業が中心ではなくベンチャーやフリーランスが中心で、日本より中国やインドの方が遥かに盛んに活動を行っている。
この仕事は家庭と仕事の両立が必要な子育てママにとって非常にありがたいビジネスになる。
政府が真に働く女性の支援を柱とするなら、これらの仕事をつなぐベンチャーを増やしていくことを支援するべきだろう。